パリのカフェ ドゥ・マゴから

こんにちは、飯田です。
日本はとても暑いようですがお元気で
お過ごしでしょうか?

私はパリの暑さにも慣れ・・・と
言いたいところですが、パリはそれほど
暑くなく、気温が20台ということも
よくあります。(今日は暑い!)

私はついに長いこと滞在したパリを離れ
明日からはウィーンに向かいます。
すでに問題が色々ありそうで
本当に着くのか怪しいですが(苦笑)

そんな忙しい出国前なのでやることが
色々あるのですが、もうアパルトマンに
こもってばかりなのも嫌!ということで
サンジェルマン・デプレの老舗カフェ
ドゥ・マゴに来てみました。

ドゥ・マゴのテラス。意外と暑い・・・

私の体調不良は実はコロナが原因で
正直言って相当大変でした。ただ
かかったのがパリであり、もともと
一人で滞在するアパルトマンだった
こと、フランス語が理解できたこと
わりと友人がいて電話で助けてくれた
こと、自分で料理が作れたことが
相当な励みになりました。
不幸中の幸い、イタリアやオーストリアで
かかったら本当に大変だったと
思うことにしています。

憧れていたアパルトマンでのランチも開催。朝はマルシェでお買い物。

コロナはだいぶ前から陰性に
なっているのですが、その後の
アフターコロナ、後遺症がけっこう
大変で、夜と朝は激しく咳き込む
日々でした。
他にも想像以上に
疲れてしまったり、下痢がずっと
続いたりなど、はじめから知って
いたら絶対来なかっただろう

という波瀾万丈の日々でした。

パリで一緒に自転車に乗ってくれた友人と

でもおかげさまで今朝くらいから
だいぶ調子もよくなり、3日前からは
念願の自転車にも乗っています。
そんなわけでパリ滞在は体調不良の
合間を縫って無理やり動くという、
華々しそうに見えて裏は本当に
大変という日々でしたが
だいたいパリ中を巡った気がします。

一人で自転車に乗ってセーヌ川にも行きました。自転車道は波瀾万丈。

大変なことも多々ありましたが
これまでの滞在の中で一番沢山
人に会い(回復してからですよ)
山のようにフランス語を話しました。
なんだか本当に久々というか
これだけ多くの人とフランス語で
話す機会はこれまであまりなかったと
思います。ですので本当に
暮らすように旅ができて
よかったなぁと思います。

友人とヴォージュ広場に面したカレットへ。この日も着物では暑かった!!

先日思い立って自然食の店で
お米を買ってからはひたすら
お米やリゾットを食べ続け
そのおかげがようやくお腹の
調子も戻りつつあるようで
嬉しいです。

パリで日本風のディネ。気づいたら7品つくってました。

昨日は滞在中にだいぶお世話に
なったマリー・クレールの副編集長
カトリーヌ夫妻向けにアパルトマンで
和食のディナーを開催しました。
一人だったので想像以上に
大変でしたが、長年の夢が
ひとつ叶ってよかったです。
そして驚いたのは和食はいくら
食べても他のディナーのように
胃もたれしたり薬を飲みたく
ならないで済むということでした。

長いこと滞在する中で
今までは見えてこなかった日本の
魅力や、日本人、日本文化、食の
繊細さやこだわりの深さについて
再発見し、自分にとって、とても
大事なものだったんだなと
いうのがわかりました。

ですので帰国したら
銀座で懐石料理を食べる会や
モダンで敷居の低いお茶会も
開催したいと思います。

ドゥ・マゴのテラス

カフェ、ドゥ・マゴは19世紀から
存在する歴史あるカフェで
シュールレアリストやシモーヌ・
ド・ボーボワールなども通った
カフェ。

こちらはもともと
上流階級の人や品のいい人が
来るカフェとして有名で、私は
縁遠い気がしていたので隣の
フロール派でしたが、最近の
フロールは観光客の嵐!!


こちらの方がまだ少しフランスの
風が感じられ、ゆったりして
いるのでドゥ・マゴに来ています。
私も留学から20年が経ち
ついにそんな空間が似合うように
なったのでしょうか?!

詳しいカフェの歴史については
ぜひ拙著『カフェから時代は創られる』
ご覧ください。

それにしてもフランスのカフェの
お客さんはよく喋る!フランスは
本当に会話の国だと思います。
みんなやたらギャルソンと会話を
しているので私も会話をしてみたら
支払いのときにメルシー・ボークー
ミキ、と言われました。
カードに名前が書いてあるから
わかるんですね。そういう
ちょっとした会話が楽しく
心地よく感じれるのだなと
思いました。

ドゥ・マゴでも着物に挑戦!

これからの旅はウィーン、
ベネチアなどとまだまだ続きます。

続きをぜひお楽しみに!

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