エスプレッソの本場、南イタリア

日本で美味しいエスプレッソを求めて
悲壮な旅をしても、年に一回くらいしか
美味しい!!というエスプレッソに
出会えない私。(ほぼFOODEXのみ)

でも南イタリアは
エスプレッソの本場なのだ。

フィレンツェのカフェの
マキアートも最高だったけど
こちらのエスプレッソは
エスプレッソの上の泡状の部分、クレマが
本当に厚く、なんと砂糖を入れて
30回かき混ぜてもまだ崩れない!
(イタリアンエスプレッソ協会の
横山さんが30回かき混ぜろと言った)
この厚みと豊かな香り・・・

今朝は急いでサレルノのバールの
カウンターで朝ごはんを注文したしたら
目の前にバリスタがいるのに
なかなか私のエスプレッソが
出てこない。

「あの、エスプレッソは?」
と聞くと「あぁ今がいいのね」
と言われて驚いた。

どうも南イタリアではパンを食べた後に
クイっとエスプレッソを流し込むようだ。
(ちなみにフランスでもコーヒーは
ケーキを食べた後に出てくるので
ケーキセット的な概念はないと思う。
ウィーンではケーキとコーヒーを
一緒に楽しんでいる)

こんなに美味しいエスプレッソが
海を見ながらサクッと飲めて
しかもバリスタはカッコよく
美味しいのに安いという
イタリアの幸せ。

日本にイタリアの100分の1でも
いいからこういう喜びが
味わえる場があったらいいのにと
常々思うけど
本当に違うんだよなぁ。

私がもしエスプレッソをお店で
出す時はアマルフィの陶器で
出そうと心に決めた。
エスプレッソの本場は

間違いなくイタリアです。
こういうのに砂糖をいっぱい入れて
甘苦さを楽しむのがエスプレッソ。
苦いのを我慢してカッコつける
オトナな飲み物ではありません。

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