パリで気づいた茶道の心

今日は怒涛のイベント初日で、大変だったけど
茶道を楽しみにして来てくれた方も
沢山いて、茶道の心
おもてなしや一期一会、喫茶去とは
何か?というのがよくわかった一日だった。

茶道とはおもてなしの心であり
たった一杯のお茶を出すことで
心が通い合うことがあり
ときに感動すらさせられる。
(本当に感動する人がいるんです!)

多分先生がその背中で私に
伝えてくれたことはこういう
ことだったのだ。
先生はどんなに時間がなくても
私を追い出そうとすることはないし
結局話を聞いてくれ
お客さんが来たら何がなんでも
お茶を出す。

素晴らしいカフェカウンターでの
コーヒーも同じであって
そこでのささやかな会話やもてなしが
その人の一日を明るくさせ
時に人生を支えることになるくらい
一杯のあたたかいお茶は力を
もっているのだと
私は今日痛感した。

プログラムが変更になってしまったので
その時間に来たと思ったら
茶道がやっていなかったお客さん。

その人にどう対応するか?

人によってはやってません
終わりです、で通すだろう。

でも私はできる限りお茶を出し
本当にガッカリしていたお客さんの
前では、しまう直前の点前座で
たった二人のためにお点前をし
最後ギリギリにやってきたお客さんの
話を聞いては今日その人が
そうまでしてここまで来てよかった
と思えるようにお茶をたてて
お客さんの話を聞いていた。

茶道の心って
きっとそういうことなのだ。

めちゃくちゃ頑張った後は
フランス人アーティストの
マリーさんのお宅に皆で伺って
素晴らしすぎるおもてなしに
美味しいシャンパーニュや
ポイヤックのワイン(!)とともに
美味しいお料理をいただきながら

あぁ
つまりおもてなしなんだなぁ
と思った。

フランスのおもてなしと
日本の茶道の本質は(形ではなく)
結局人をもてなすことなんだ。

だから私は好きなんだなぁ・・・

長年茶道をやってきて
茶道とはなにか?が
ずっとわからなかったけど
やっと今日ひとつ答えがわかった気がした。

場づくりも茶道もおもてなしも
本質は同じなのだ。

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