長すぎる約15時間のフライトを終え
ついに1年ぶりのパリへ。
今年のパリはオリンピックなので
いつもとはだいぶ勝手が違いそうだけど
意外と空港には選手団の到着を
待つ人たちもいて安心感があった。
フライトは修学旅行の集団と
かぶってうるさかったけど
彼らに席を2回も変わってあげた
おかげで私はなんと3人分の
シートを独り占め。
こんな風に横になれたのは
エコノミーでは二人くらいしか
いなかったけど、それでも全然眠れず
安い寝台車の方がマシかもという
寝心地で、もうこれからは
ビジネスに乗れる人になりたい!と
本気で思った。
機内では以前広島に行った時に
スイス人のお客さんに君は
見てないのか?!と驚かれ
めちゃくちゃ勧められた映画
オッペンハイマーをやっと見た。
かなり長い映画で内容も文脈も
入り組んでいるところを英語で
しか見れなかったので、理解は
半分くらいだったかもしれないけれど
私は素晴らしい映画だと思い
お客さんに言われるまでオッペンハイマー
という人すら知らなかった自分を恥じた。
この映画は日本では上映しないという
賛否両論もあったらしいけど
もっと見て議論して然るべきだと思うし
オッペンハイマーの苦悩は
見てて辛くなるほどよく
描かれていると思う。
エールフランスに乗った瞬間から
日本という国と外国の隔たりや壁を感じ
オッペンハイマーの映画でも
すごくそれを感じてしまった。
Alがあればもはや外国語は
いらないだなんて、特攻隊で
超大国アメリカに勝とうとするくらい
お門違いな話なのではないだろうか?
まぁしょうがない
アメリカもヨーロッパも
世界一早い乗り物に乗っても
10時間以上かかるくらい
やっぱり日本にとって外国は
本当に本当に遠いのだ。
そして世界の壁は厚く高く
私はそんな外国に飛び立ちたい人を
応援したいなぁと機内で思った。
相変わらずパリは
インフォーマル・パブリック・ライフが
ゴロゴロしており、ほぼ一晩寝れなかった
私にはこのすごすぎる活気に
当てられてしまう。今日は長い
フライトの末にパリに来たので
高いのを承知でマグレ・デュ・カナルに
ロゼワイン🍷初日だからいいでしょ
と思ったら日本円で5000円くらい?!
デフレ国家日本の
超高級ランチが食べられる。。。
パリは本当に
映画の世界そのもので
私の年齢ももう限界に近いので
そろそろ次の道を見つけたい。