lumiere パリ最終日の今日はいつも
お世話になっているマダムの
叔母さんであり、なんと80年代に
駐日フランス大使夫人として
日本に3年半滞在していたという
今では95歳のマダムのお宅を訪問。
「貴方が来るっていうからね
今日はいっぱい用意しておいたのよ！」
と浮世絵や屏風はじめ様々な
すごいものが並ぶ中、まず驚いたのが
昭和天皇の写真だった。
「天皇陛下・・・
あの、お会いしたことがあるんですか？」
と聞いてしまうと
バカ言ってんじゃないわよ的に
「もちろんよ！！何度もあるわよ」と言われ
天皇陛下に頂いたという勲章まで見せてくれた。
「いや、日本国民のフツーの人の
95%は天皇陛下を生で
見たことなんてないんですよ」と言い😅
「そういえば私、即位の礼の時
サルコジ大統領の担当をしていて
皇室からの記念品でボンボニエールを
見ましたよ！」と言ったら話が盛り上がった。
ボンボニエールって
中身は日本風に金平糖なのかしら？？
マダムは昔のアルバムも用意してくれ
私が見てて何よりも驚いたのは
そこに映っている錚々たる人たちよりも
80年代の古い写真であるのに
彼女が飛び抜けて‼️
超絶美人であることだ。
もう目が釘付け😳
「なんでこんな綺麗なんですか？？」
「そして一体何着ドレスをお持ちなんですか？」
と思わず私は聞いてしまい
「ドレスはね
私は別に興味なかったのよ
でも主人が好きで選んで買ってくれるの。
ちなみにこれは日本の有名な
デザイナーが作ってくれたドレスでね
よく革命記念日とか大事な日に着たのよ」
と白地にトリコロール🇫🇷のアクセントが
きき、エッフェル塔に凱旋門
ノートルダム寺院やサクレクールが
描かれた美しいワンピースを
わざわざ持ってきてくれた。
えっ、これ
もう着ないなら私に下さい！！
とめっちゃ言いたかったけど😂
そこは喉の奥に引っ込めて
私の知人のマダムが
「医者の予約があるからお先に失礼！」
と帰った後も、私はずっと彼女の
お話を聞いていて、1時間くらい
二人で過ごしていたと思う。
「フランス大使公邸は私もよく
行くんですよ、あ、これはここですね！」
と言うと彼女も親近感を示してくれるけど
出てくる登場人物がミッテラン大統領とか
中曽根首相とかのレベルで凄すぎる。
ご主人は最後はイタリアでのフランス大使
をされていたそうで、夢のような
空間に住んでいたそうだ。
私はお話を聞いているだけで
夢のようであり、最後に彼女が
「あなたはいっぱい話も聞いて
見てくれたから」と言って
「本当に散らかってるけどね
ちょっと寝室に見せたいものがあるから」
と言って寝室に招いてくれ
一体どんだけ散らかっているんだろう？！
とドキドキしながら言ってみたら
ベッドのシーツがめくれている
程度の「カオス」なのだった🤯
できる人って
本当に
こういうとこが違うんだなぁ〜！！！
私ももっと美しくなりたい！！
イタリアの美女を見習いたい！
と思ってイタリアから
戻ったばかりのときに
こんな絶世の美女に出会うとは。
こんな人が日本にいたら
そりゃ大事にされるわな。。。
芸妓さんや着物の人もいっぱい
写真に映ってたけど、彼女の
存在感は本当にすごい。
彼女は外国人のダンサーたちと
撮った写真を見せてくれたけど
どうみても最も美しいのは彼女なのだ！
すごいわ。。。
しかも本を40冊も書いていて
2冊は日本語に訳されているそう。
そのうちの一冊は「エレガンスの法則」
これは読まねば！
なんというか
異次元の世界の人に出会った
最後のフランス滞在だった。
でもみんなが口を揃えて
「ミキのことを叔母さんに紹介するよ！
絶対喜ぶから！」と言ってくれ
マダムも楽しそうにしてくれていて
いい時間になったと思う。
私、またお会いして
色んなことを聞きたいなぁ。
どうやったらこんな素敵な人生を
生きられるんだろう？？
次はここでお茶会しましょう！
と言い残してまた熱波で朦朧とした
パリに消える私。
明日はついに飛行機です。
