カプリ島最後の夜

今日は早く寝ようと思ってもなかなか
寝付けず、物音がするので
もしやまた水道の水を垂らして
しまったか?と思って起きると

なんと外で花火をやっていたようだ。

家で打ち上げ花火でもやっているのか
ドカンドカンと音がする。

見上げるともう何十年も
見たことのないような
満天の星が広がっていて

あぁこんな星を20年前
初めてイタリアでバカンスに
連れて行ってもらった時に
友達と一緒に眺めていたなぁと思い出す。

20年前から憧れていたイタリアは
私にはカオスすぎるのと
テンションが高すぎて
やっぱり住むのは無理そうだと
今回痛感してしまったけれど

それでもカプリ島の裏まで行って
サクッとプライベートビーチに行って
イタリア人のように過ごせる
そんな日本人はだいぶ少ないのでは
ないかと思った。

もう神様なんて信じるのやめようかなと
思った夜だけど

そういえば私が一生懸命説明していた
七夕というのは本当は今頃なのかも
しれない、と満天の星を見て思った。

私のイタリア語は
とりあえず通じるレベルで
2年前とは違って英語で対応される
ことはほぼないけれど
「この人イタリア語できるから」
と言われてぐわーっと説明されると
もうなんのこっちゃわからない😣

結局私にとってはフランスあっての
イタリアなのかもしれず
イタリア第一!というわけでも
なさそうだ。フランス語のクリアに
理解できる度は本当に気持ちよかったし
20年ガチでやってきたんだろう。

でもやっぱりイタリアの海には
毎年来たいし、イタリアは海から
眺めるのが一番美しいと
海の中に入る度に思う。

自分にとって一番心地よくて
しっくり来る生き方ってなんだろう?
せめて日本に美味しいエスプレッソの
飲める店が増えてくれないかな。
あと美味しいスプリッツも。

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