海外旅行を楽しむために

1ヶ月半という史上最大の長旅も
ついに終盤を迎え、ついに最終目的地の
パリに着きました。今回は特に最後の
イタリアからニースに抜ける旅が鬼門で
大好きなアパルトマン生活とも別れ
ホテルを転々と移動するという、旅の
最後にそんな気力あるんかい(涙)
という、旅する前から自分でも不安
いっぱいの行程でした。

たどり着いたニースの海!

私は海外に行く時はこれまでの反省を
活かして徹底的に日本国内で行程を
組み、できることは全部やっていく派
だったのですが、さすがに出国前は
忙しすぎたのと、1ヶ月半後に自分が
どこにいるかなんてわからない・・・。


無理やり行程を組んで出国直前に
電車のチケットも取りましたが、
まさかこんな体調不良になるとは
夢にも思わず、こちらにきてからも
いやその行程はキツすぎるでしょ
といろんな人に言われてやめました。

旅の途中で行程を変えるのは
本当に危険!で上級者向き。

しかも宿の値段もぐんぐんあがり
電車のチケットも手配しないと
いけません。でもそんな中
なんとか予定通りニースまで
辿り着くことができ、その後は
パリにつけました。

日本からパリに到着した初日は
3年ぶりのパリでとても嬉しかったのに
たった一杯のアルコールで死ぬほど
気分が悪くなり、もう帰りたい・・・
とベッドの中で暗い気持ちで一杯でした。


でもあの15時間のフライトに耐える気力は
ないし、私どうしたらいいんだろう・・・

こんな状況で荷物も重くて持てないほど
だったので、最悪の場合は全部キャンセル
してパリに残ってもいいやと思うことに
してみました

とにかく帰りの飛行機まではせっかく
だからヨーロッパにいよう、と思ったものの
体調不良は治らず、沢山もってきた薬も
1週間ほどで底をつき、それでも治らないと
思っていたらコロナが判明。

それからはかなりしんどかったです。
丸一日ベッドで過ごしていたわけでは
ないにせよ、もうメトロ乗るなんて無理
無理無理!という感じで、近所の
マルシェに行くのが関の山。
コロナ
真っ盛りの時にかろうじて開催した
オンラインのオフ会では、「先生の
元気そうな顔が見れて・・・」と3人の
方に言われましたが
全く元気ではなかったです(苦笑)

私はそんな状況で一人だったので
ベッドの上で本当に途方に暮れ
しかも喉の激痛がやっと治ったと
思ったら、今度は朝晩激しく
咳き込むのが治らずに
本当に泣きそうになっていました。

コロナ中にひたすら作ったフランスの風邪薬 グロッグ。めちゃ効きました。

パリのアパルトマンにたった一人。
時折電話やメッセンジャーで助けを
求めることはあっても、
誰も物理的に手を差し伸べては
くれないなかで、私が頼ったのは
神様でした。

そして私はここにきて、本気で
祈ることの重要性を知りました。

散々大変なことがあったので
私は予定よりも直感に従うようことを
大切にし、教会にいこうと思って
以前も行った教会に行きました。

その時私は悟ったのです。

ああ今まで願いが叶わなかったのは

祈り方が足りなかったからなんだ・・・

「扉を叩きなさい、そうすれば扉が
開くから」という言葉が聖書に
ありますが、扉をたたくというのは
ちょっとノックするのとは違うそうです。
これはガンガンガンと本気で叩くことを
意味している
と聞いたことがありました。

祈りも同じだと思います。

私は祈り方が足りなかったんだ。
とその時わかり

それから本気で祈るようになりました。

直感を感じたら遠くてもそこを目指し
着いたらしっかりお祈りしました。

一見キラキラに見える私の日々は
実はそんなことの繰り返しだったのです。

華やかに見えるけど、この後断食することに・・・

そしてそのおかげでなんと1日も
体調不良のせいで行程をキャンセル
することもなく、ニースではスリに
あったのに危機一髪で助かることが
できました。

憧れていたニースの老舗ホテル、ネグレスコ

私は今回の旅ほどきつかった旅は
ありません。一人でベッドの上で
どれだけ泣きそうになったことでしょう。
少なくともこんなにも体調不良が
続いたことは日本ではありません。
私のお腹は治るのか?この痛みは?
この咳は?いつか普通になれるのだろうか


だいたい何が原因なのか??
なぜ私ばかり罰ゲームみたいに?
とずっと思っていましたが
これも1ヶ月くらいかけての禊のような
通過儀礼だったのかと今になったら
思います。

これまでも2週間、3週間の旅は
してきましたが、これほどまでに
自分が変わったと
思える旅はありませんでした。
ですので本当に人生の旅路、大事な
局面を過ごした旅だったのだと
思います。きっと読解に参加されて
いる方も、私が変わったのを
感じられるのではと思います。

ずっと行きたかった鷹巣村、エズへ

私はずっと世界を旅し、空港で
仕事をする人に憧れていましたが
今回のメールニュースの半分くらいは
空港で書かれたものです。
ヨーロッパからの英文読解も
これを始めたころからの大目標

でしたが、なんとか達成することができ
とても嬉しく思っています。

今回の旅ではイタリアはやっぱり
すごいと痛感し、とはいえフランスに
入って以来、フランスはカオス感が
半端ないものの、相当なレベルの差で
きちんとコミュニケーションができる
ため、安心感が全然違うというのを
実感しました。

海外旅行を楽しむために真に重要なのは
1に語学、2に語学、3に語学です。
そして4に方向感覚、地理感覚。

私は今まで「海外って怖くないんですか?」
という言葉の意味がわかりませんでしたが
なるほど、言葉ができなかったらそりゃ
怖いわ!というのがよくわかりました。

海外はハプニングの連続です。
問題はどんどん起こります。

問題がない旅に出たければ、ツアーに
参加するかガイドを雇うのが得策ですが
団体ツアーは面白味がなく、個人の
ガイドを雇うと相当な金額がかかります。

もしそのどちらでもない場合、
自力で旅行を組む必要がありますが
そこには助けてくれる人が誰もいません。
たとえばアパルトマン暮らしは理想的に
見えそうですが、実際にはホテルと
違い、チェックイン時に誰もおらず
すべてのやりとりを英語のメッセージで
する必要があります。つまりかなり
旅の上級者向きなのです。

受付に誰もいないって、かなり
不安感強いですよ!それにWi-Fiが
つながらなかったら終わりです。

ですのでツアーやガイドに頼らずに
自力でなんとか海外を楽しみたい方は
とにかく語学を事前に頑張って下さい。
語学は本当に命綱であり、そのおかげで
得をしたり道が開けること、他の人より
一歩先に進んだり、危険を予知する
ことが可能です。
空港などでトラブルが
あった時に語学ができないと悲劇です。
飛行機もスタッフも待ってくれず
成田のようにファイナルコールもありません。
待っていたら優しい誰かが
手を差し伸べてくれるなんてことは
ないのです。(みんな必死だから)

マントンの海

そして語学の肝は長文の精読と
ヒアリングだと思います。とにかく
インプットの量を増やし、単語の意味を
理解しないことには言われていることの
意味がわかりません。

長文の精読は実は語学力向上の要です。
海外旅行に行きたい方は、誰でもみんな
「もっといく前にやっておけばよかった!」
と後悔しますので、ぜひちょっと厳しい先生と
仲間たちのいる場所で、先に学んでおいて
くださいね。

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