世界の壁は本当に厚い

私は海外をわりと上手に旅し

色んな経験を重ねてきて思うけど

憧れの世界に近づきたかったら

妄想してただ家で待ってるんじゃなく
自分から勇気を出して
その世界に少しでも近づいて
そこでまず圧倒されるけど
色んな人を観察して
少しずつ少しずつ
自分とそこにいる人たちとの
違いを埋めていくことだと思う。

ヨーロッパに来て心底感じるけれど
レベルの高い人というのは
偶然恵まれてたとか
いい家に生まれて
運が良かったわけじゃなく
単にそのレベルに達するまで
他の人はやらないのに
やり続けた人たちなのだ。

だからそんな人や世界に
ぼーーっと憧れてみても
(自宅でインスタを見てるみたいに)
絶対近づけないと思う。

だってその世界にいる人は
あなたに振り向く理由が
何もないからだ。


それがヨーロッパで感じる
弱肉強食の世界であって

でも日本だって同じだろう。

私だって本が出た後
元ディベロッパーの方に
「この人ディベロッパーに
話を聞いたのだろうか?」と
書かれていたけど

聞けるわけないじゃん!!
どうしたら東京の超大手ディベロッパーの人たちが
「こんな本書いてるんです〜」
と言っても
へー、あっそ、だから?的に
素通りされ続けた私の
インタビューに答えてくれるだろう?
今でこそ沢山の人に読まれているけど
本が出ない数年間は狼少年みたいな扱いだった。

それは遠すぎる道のりであり
私は男性陣に読まれるために
やたら難しめな口調で書いた。
だって弱者が声を聞いてもらうには
強者の論理に立たないといけないのだから
(私はこれをパリ政治学院で痛感した)

ちなみに拙著『インフォーマル・
パブリック・ライフ〜人が惹かれる街のルール〜』

思いのほか好評で、国土交通省でもお話しさせて
いただきました。

同じことが海外でも言えて
憧れの国々に実際に行くと

ハァあんた誰?
なんでアンタのために
私が振り向かなあかんの!
という態度をとられる(これ普通です)

そこを変えてもらうには
おっコイツ
そこそこやるじゃん
と思ってもらう以外に方法はなく

自分で勇気を出して
まるで冷たい海に飛び込むように
えーい
ザブーン!!
という勇気や挑戦が必要なのだけど

これ
どれほどの日本人が
理解してるんだろうと
私は不思議で仕方ない。

レベルの高いところに行きたかったら
答えはたったひとつ

自分がレベルを上げる以外にないんだよ。

自分のレベルが変わらないのに
憧れの世界が向こうから
ハーイなんて
やってきてくれるハズがない。

大事なのはちょっとずつ
自分とその世界との差異を埋めること。

世界の壁は本当に厚い。

By Miki


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