今日はスイスのVIPの
お客様のガイド2日目。
しかし今日はガイド史上
最大ぐらいの大雨。
駅からペニンシュラまでの
5分以内の道のりでずぶ濡れになり
でも今日は専用車で箱根という
本当にどうしたらいいかわからない日。
(行っても確実に何も見えない)
こんな雨の日は
ホテルでゆっくりするか
うちにでも来て着物とお茶体験するのが
一番いいと思うけど
でも専用車までつけて箱根なんだよね。
苦肉の策で色々提案し
とりあえず岡田美術館に行きましょう
となったものの
車に乗ったら「2時間以上かかりますよ?」
と言われてガチで驚いた。
しかも帰りは2時間半はかかるらしい。
(渋滞のため)車の方が電車より
圧倒的に遅いんかい!
それでも乗っては見たものの
車嫌いの私は途中で気分が悪く
なってきて、ああもう本当にダメだ
途中で降りてもうガイドも無理ですって
言おう・・・という気持ちにまで
なり、サプリすら飲み込めなかったけど
途中でなんとか回復し
岡田美術館は素晴らしいと
喜んでもらえた。ここは
日本でもトップクラスの美術館なんですよ。
むしろ陶磁器では世界トップクラスかも。
私、全然乗りたくない海賊船にも乗って
大涌谷も2回も下見したのに
まさかの岡田美術館(ただの趣味)が
本番になるとはね!
でも陶磁器は好きなのでだいぶ語れ
相当見る目の高そうなお客様が
最後に本気で金屏風が欲しいと
言っていた。
どこで買えるの?
って言われなくてよかった。
(私は一度ペニンシュラ連泊の
お客様に、石灯籠をフランスの
庭におきたいけどどこで買えるか?
と言われたことがある)
今日は結局岡田美術館だけで
ロープウェイもやめたけど
急いで帰ったのにホテル着は18時!
つまり箱根から片道3時間も
かかったのだ。
小田原から新幹線が一番いいよ。
専用車恐るべし。
そして公共交通ってすごいと思った。
ガイドって相当な語学力と
日本文化や日本に関する知識全般と
高度な地理感覚が要求され
(とっさに東京駅から築地市場まで
サクッと行けるルートを頭で探せるか?
もちろん携帯に頼ってはダメ)
こんなの誰ができるんだろう
といつも思ってしまう。
お客さんはスケールが違いすぎ
ココシャネルのアパルトマンに
行かせてもらってシャネルが愛用
していた中国で作らせた漆塗りの屏風を
見たのだと金屏風を見ながら教えてくれた。
本当にそのままなのよ
まるでココが生きてるみたいに!
あの映画に出てた
シャネルのアパルトマン!!
そんなの入れる人いるんだわ。
奥様はだいぶ陶磁器や日本文化の
美しさに興味を持ってくれ
岡田美術館でこんなに語り合えたのは
よかったなぁと思う
なんとか帰宅して
明日からまた京都です。
最後まで 生きてられるといいなぁ
by Miki IIDA