今日はスイスのお客様のガイド3日目。
京都に無事着いて、さて今日のお昼は
どうしよう、何も選択肢がないぞ
と思っていたら
どうする?今から食べるか観光するか?
君はお腹が減ったかと聞かれ
えぇちょっと減りました
と言ったら
じゃあホテルで食べよう
ということになる。
このホテルというのが
そんじょそこらの人では泊まれない
フォーシーズンであり
あまりに外国人しか来ないためか
日本語の使えないスタッフも多く
日本語が流暢な人がいたら
えっ京都弁?とびっくりするくらい。
とりあえずお昼というので
空いているレストランに入り
アラカルトあるでしょ
と言われてメニューを見て
目玉が飛び出る私。
私もそこそこホテルは行ってきたけど
こんな高いの初めて見たわ〜
っていうかフランスのいいレストランの
アラカルトより高くないか?
これでもいいかなぁ
というそこそこの値段のものを
探そうとしても見つからず
どうしたらいいものか・・・
と思ったけれど
結局ご主人と同じものを頼んでみて
ワインも飲むかと言われたので
遠慮せずにいただいて
こんな美味しい仔羊食べたことないわ
と天国に飛んでいきそうなほど
美味しかった
フォーシーズンすごい!!
私
こんな人を相手にしてるのか・・・
毎日ホテルのダイニングで夕飯食べてたら
街角の店の味じゃ無理だよなぁ。
と一人で夕飯を食べに入った
餃子屋さんで痛感する。
っていうか家のお米の方が美味しいし。
でも私、ペニンシュラの鉄板焼きとか
神戸牛のレストランとか行けないよ。
昨日は岡田美術館で散々素晴らしい
ホンモノの器を見て過ごし
今日は一緒に清水の茶碗坂に行って
私のオススメのお店をくまなく周り
あっこれは乾山の写しですよ
昨日見ましたよね?とか
これは中国の陶器を模したもので
こういうのも昨日見ましたよねとか
これは日本で一番細かい陶磁器で
とか説明してるのが面白かった。
ホンモノを見た後に勉強して
また写しを見るってなんて
最高なんだろう。
最後に行った産寧坂ではご主人が
ここも見たいというアンティーク屋さんを
発見し、はじめはまぁまぁかなと
思ってたけど壮絶なコレクションだと
判明し、多分30分はいただろうか?
ウン百万する甲冑を本気で
買おうとするご主人に
スイス人のお金持ちって本当に
すごいんだと驚いた。
もういろんなことの桁もスケールも
違いすぎる。
そしてものすごく高価なものを
サクッとお買い上げ。
こんな人たちのスケールや要求に
応えられる日本人って
一体どれほどいるんだろう。
少なくとも神戸牛くらい普通に
食べてないと、スタンダードが
違いすぎるのではないか?!
とか言って私も頭がおかしくなってしまい
彼らの数十分の1の値段で
骨董のお皿を買ってしまったけど
家計簿つけたらキャーってまた
思うんだろうなぁ。
VIPって本当にすごい。
私やっぱりこういう本を書いたら
いいんじゃない?!